家は静かなほうがいいと信じている人はいますが、ある人は「静かすぎると落ち着かない」と言います。どちらが良いとか悪いという問題ではありません。「住まいの通信簿」というのはもちろん可能で、お客様がだまされたりしないように法律でそのような評価基準がつくられたわけですが、そこに住む人間自身が規格品ではないのですから、そんな法律に振り回されてしまうと変なことになっていくわけです。住宅を提案して供給する側も、これは注意しなければいけないことです。
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お施主さんというのはいろいろな要求をするけれども、このお客様が本当に大切にしていること、あるいは大切にすべきことをいつもはずさず、時にはお客様を叱るくらいの気概をもってリードしてさしあげなければなりません。家というのは、安易に買ったり建てたりするものではありません。その意味をよくよく考え、宇宙観にもつながるような大きな目的を意識して、それをはずさないようにして建てなければならないのだと思います。すべてに「やさしい家」をつくればいいのです。