単純に「健全な精神は佻康な体に宿る」といえない面もありますが、一般論として、やはり、体の調子が悪いと心も影響されるものです。体調の維持管理には留意する必要があるでしょう。もっとも、出会ったアロマセラピストの人たちで、青白い顔をして歩く姿は猫背という人はいませんでした。みなさんハツラツとしています。自分の好きなことに打ちこんでいるわけですから、当然かもしれません。世の中がほんとうに豊かになるということは、人々が好きなことに打ちこんで、その得意とすることで人のために尽くすことでしょう。
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それはともかく、「健康」と「自然」は同義語であるように思えてなりません。健康という言葉の語源はギリシア語の「全体」(Holos)からきています。英語のhealth(健康)も、Holy(神聖な)という言葉も同じく、このHolosが語源です。しかし、「全体」と「完全」は必ずしもイコールではありません。自然はつねに生々流転していますが、全体として見れば不思議に補い合い、調和しています。生命のありようもそれと同じです。私たちの体は臓器や筋肉などが、いつも、いつも完璧に機能しているわけではありません。けれども、「完全」ではなくとも「全体」としては日常生活を送るには支障がない、というのが現実でしょう。健康である、というのはそういうことです。いうまでもなく人間も大自然の一部です。ですから、自然を見ていいなあと素直に感動できる時、その人は健康であると思っていいでしょう。