消費者金融がもっともイヤがる返済は「完済」することだ。いずれは完済してもらわなければいけないお金なのだが、そこは商売がゆえ儲けの意識が先に立つ。利用者からすれば「カネの切れ目が縁の切れ目」と考えても何ら差し支えないが、業者からすればそれは「死活」につながりかねない。当然、「完済」できる利用者は返済能力の高い「いいお客さん」であり、そんな奇特な人をみすみす見過ごすのももったいない限りだ。そこで、各社はアナタに気付かれないように。ちょっぴり善意を見せて延命工作を図っている。これはATMによる返済が主流になって生じた「副産物」だが、通常、返済金は「何百何十何円」という。パンパな金額でやり取りされる。しかし、消費者金融各社のATMはシステム上「小銭」に対応していないところが多く、完済しようとした場合「もらいすぎ」が生ずる。それを「余剰金」として一旦預かり、後ほど店頭に直接受け取りにきてもらうパターンもあるが、正直、業者としては避けたい行為だ。それを受け入れることによって、その「いいお客さん」との「いいカンケイ」がコレで終わりになるかもしれない。
海外でクレジットカードを使用するときに、パスポートの提示を求められるケースがあるので、パスポートと同じサインを使用するのがいいという人もいる。だが、これについても意見はまちまちだ。最近では、サインのかわりに暗証番号の入力を求められたり、サインも暗証番号も必要としない「サインレス」ですむことが多くなってきている。日本では、スーパーや日用雑貨店などで少額の買い物をする場合、サインレスでカードを利用できる。クレジットカードを不正利用しようとする人は、金品目当ての場合がほとんど。そうした人は現金化しやすい高価な品物を買おうとするはずだから、現金化しにくい安価な食品や日用雑貨などを扱っている店では、カードの不正使用など、まず考えられない。そこで、スーパーなどではサインレスでもOKになった。さまざまな分野でキャッシュレスが進みつつある現在、クレジットカードをつかう機会はますます増えている。個人個人がサインや暗証番号に気をつけて、賢くつかいこなしたいものだ。
物価上昇、景気後退がつづくなか、すこしでもお金を増やせる金融商品がないかと探す人は少なくない。だが、株や国債といった金融商品は、2008年に起きた世界金融危機の影響で軒並み下落し、低迷をつづけている。そんななか、注目を浴びているのが、エコ・ファンドである。これは、二酸化炭素の排出量削減など環境保護に対して積極的に取り組んでいる企業を集め、それらの企業の株式で運用する投資信託商品のこと。平和運動を行なっていたアメリカの宗教法人大学が基金を設立し、その基金を環境や社会に配慮した企業だけに投資したことから始まった。現在では、とくにヨーロッパで人気が高まっており、2006年にエコ・ファンドに流入した資金は、31億7000万ユーロ(約4100億円)にのぼる。05年に比べると、なんと5倍もの増加である。